終わった…!
正直、我が子の競技・演技より、運動会が終わったことにいちばん感動している。幼稚園の運動会、一言で言えば鬼だった。ただ、いつものことながら最悪の最悪のそのまた最悪を想定して臨む私、大抵はそこまで最悪なことは起こらないので、意外と楽しくもあった。
- 暑い
- 長い
- 前夜無駄に徹夜
- 場所取り深夜3時から
- 激烈重い荷物の運搬
- 必死のパッチのビデオ撮影
- ていうか咽頭炎で喉痛かった
- 暑いとにかく暑い泣くほど暑い
場所取り並びのモラル
うちの幼稚園では、場所取りのために会場前(園庭ではなく別の場所)に並ぶ。主に、父親が。今年は年長組で出番も多いので、昨年までより30分ほど早く行って、当初は前から3番目だったそうだ。ところが、夫が並び始めて1時間以上経ってから、
『そこ、並んでたんですけど』
という人が出現したらしく、私に連絡が来た。その人は『場所取りしてますよ』の目印になるものも一切置いておらず、トイレ休憩やコンビニ等に何か買いに行く程度の離席ならわかるが、正直1時間以上放置しといてそれはないだろう…とイラッとした。
でも、幼稚園の決まりで、1番2番の人から2組ずつ、開門ダッシュをさせないように入場させるので、3番目が4番目に繰り下がってもあまり影響はないのだが、ただでさえ憂鬱激烈マキシマム状態の私ブチ切れ(笑)
その後、私は開門の少し前に子供を連れて夫のところに合流したのだが、園長がそろそろ開門しますよーと来たときに、少し後ろに並んでいた男性が(うちの夫の前に入った人とは別件で)『横入りがあった!』と主張。どう解決したのかわからないが、泣き寝入りせずよく言ったわお父さん!!と内心思った。その男性のご家族はちょうど私達がシートを敷いた場所の真後ろにいたので、顛末を聞きたくて堪らなかったが、我慢した。
順番抜かして、小学生か!
大の大人が何してんねん
観戦場所は抽選とか、入れ替え制の撮影スペースがあるとかではなく、うちは完全先着順。いい場所を取りたいなら、早く会場に行けばいい。ただそれだけのことがなぜわからない?朝からちょっと嫌な気分になった。
いざ開門!どこに場所を取るか
上に書いたように、開門ダッシュはなし。2列に並んで2組ずつ会場に入り、先頭以降は園長のゴーサインが出てから入場。よほどチンタラしていなければ、深夜早朝並び組は希望の場所が取れるようになっている。
この場所取り、案外難しい。
そして今年は年長なので出番も多い。
- 組体操を真横から撮れる場所
- リレーのスタートとバトンパス重視
- 日陰になる涼しい校舎側
- 本部テント真横のトラック真正面
などなど考えたが、結局取ったのは、本部テント横のトラック真正面の、まあ、1番2番に来た人が例年取る場所に決めて、すんなりとシートを敷いた。
娘はクラスでも学年でも長身で、何をやるのも後ろ。開会式で並ぶのも、組体操をするのもほぼ最後列。音楽会や学芸会では後列の端が基本ポジション…なので、最前列側になる正面に場所を取るのは悩みどころだったが、
暑い以外は正解だった。
ちなみに校舎側の日陰になるところは、クーラーが効いているかのように涼しかった。ここにすればよかったか…?と一瞬思ったが、それだと娘を正面から撮影することはできず、例えば6人ピラミッドとかだと真横を撮って娘は反対側の土台…みたいなことになる。
また、私達が選んだ場所は、真横の本部テント前がリレーのバトン受け渡し場所なので、リレーをほぼ全部撮ることができ、パラバルーンは目の前。ポジションは本当によかった。前に人がいないし、座ってビデオ撮れるし。
徒競走と、何かタイヤやらハシゴやらを三人組で運搬する競技のときだけ、自立一脚を持って私が場所を移動して撮影した。後ろにいてもビデオのズームで十分撮れた。ビデオカメラの静止画ボタンで写真も撮っていたので、トリミングして娘が中央に来るように編集すれば手前の三人タワーがデカく写っていても大丈夫。
ただただ、雲がなくなると死ぬほど暑い…という難点はあったが、場所取り失敗はしなかったと思う。でも、日陰最高。私達の場所や校舎と反対側のトラック横は鬼ほど暑くても、校舎側日陰はめちゃめちゃ涼しかった。
全競技娘のそばに移動してもいいかなとも思ったが、やっぱり人の後ろから撮るとなると、後ろに撮影している人がいるとは思わないから前にシートを敷いている人が立ち上がってどこかへ移動したりして、座って正面から撮るよりも撮影が難しかったので、正面でよかった。
我が子の出番以外激烈暇
運動会の全種目をしっかり見て、知ってる子も知らない子も応援するような素敵な人ならこんなことは思わないだろうが、私は残念ながらあまり他所様のお子様に関心がない。休憩に行ったり、とにかく『長い〜……』と耐え忍んでいた。今年は入園以来初めて午後の部までいたわけだが、やっぱり私には、我が子の出番のない午後の部を見るのは無理だったと今でも思う。一応、全学年の親子競技が午後にあるけど、それが終わってもみんな帰らなくて…すごい…!と思ってしまった。
休憩に行って見ていない種目もあったが、ところどころ他の学年の競技も見ていた。あまりにも暇すぎて、脳内で霜降り明星の粗品さんみたいなツッコミを入れていた。
老人の足腰を酷使!
明日が心配ィ
ガキをバケツリレー!
ガキをバケツリレーェ
掛け声が謎!掛け声が謎ォ
…みたいな感じで、寝ていないせいもあってか、ぼーっとした頭の中が完全に粗品化した。いや、祖父母参加競技に、腰を曲げて膝つきかけで、丸めて縛ったマットを幼児と転がしながら競争て、お年寄りには酷やろ…とか本当に思ったし、年少さんを親から親へ抱っこで運ぶ?無理やろ荷が重いわ…とか、綱引きって開始と同時にガッ!と引き合うか、せめて『赤〜ハイしーろー』じゃなくてオーエスオーエスちゃうの?とか…うちの幼稚園の競技、たまにわけがわからない。まあ、ほぼ休憩してたけどね。
自転車の整理のお兄さんたち二人が年少さん抱っこ競争を見て『あれよその子落としたらえらいことなるやろな』『そらそうやろ…』と遠いトラック内を見つつ囁き合っていた(笑)
暑さと日焼け、下の子連れ対策
私達は『どうぞお願いですから真っ赤に焼いてください』な場所に座っていたので、この夏は外に出てなさ過ぎてほとんど使ってなかったアネッサのミニサイズを持って行き、何度も塗って塗って塗りまくり、汗をかいたらまた塗り直し、ミニサイズを1日で使い切るんじゃないかと思うくらい塗りたくった。去年は塗り直しを怠り、午前中の競技がまだ残ってるくらいの時間に帰ったのに、顔が猿の尻ぐらいの赤さになったので、今年は対策した。雲が空を覆ってくれると一気に涼しくなり、雲のありがたみを実感した。
暑さ対策、そして運動会に出ている子の下に未就園の小さい弟妹や赤ちゃんがいる人は本当に大変そうで、うちは実家に預けて行って大正解だった。去年はまだ抱っこ紐をしたり、ハイハイもできるかどうかくらいの時期だったから動き回ることはなかったけど、今年は絶対に歩きたがるし、去年も暑さで可哀想なことをしてしまった。
もうこれは、日陰にシートを敷き、我が子の競技の撮影のときに移動という解決法がいちばんいいと思う。本当に日向と日陰で、これ本当に同じグラウンド内?いや別の場所か?と思うほど気温も風の涼やかさも日当たりも違ったので、もちろん日焼け対策にもいいし、これは、
日陰に場所取りで対策!
…が最善かなと思う。同じような日向に座っていた特にお父さん方は真っ赤に日焼けしていた。パパの日焼け対策も忘れずに。
自立一脚は神アイテム
演奏会のときに買った、ベルボンのビデオ撮影用自立一脚、ポールポッドが今回も大活躍。
- 自分にも他人にも邪魔になりにくい
- 撮影場所を移動するときも楽
- 180cmまで伸び、人の頭越しに撮れる
- ビデオ撮影に特化している
- 一脚と三脚のいいとこどり
三脚を持って移動してまた脚を伸ばして立てて…は大変だし、普通の一脚だと手を離すことができない。でも、それを一発解決してくれるのが、自立一脚もしくは簡易三脚と呼ばれるもの。運動会は移動向きだし、座って正面を撮影する学芸会や演奏会では、座席に座っている自分の脚の間に置けるので場所を取らない。安定感は当然ながら三脚には劣るけれど、今回の私のビデオ撮影で揺れっぽいものが生じているところは、自立一脚のせいではなく、リレーなどで私が必死になり過ぎてパーン棒を使わずなぜか一脚ごと動かしたりしたときだけしか起こらなかった。十分な安定感が得られる。
値段は安いものからあるし、畳んでおけば保管の場所もそんなに取らないので、入園入学のときにビデオと一緒に買うお勧めアイテムだ。
靴のサイズが合わない
運動会が迫ってきたある日、担任の先生から電話があった。『長女ちゃんの上靴が大きすぎて、リレーの練習でほぼ毎回脱げるんです』
今言う!?
18センチの指定上靴では小さくて痛いと言うので、増税で値上げになる前にと19センチを買って履かせていたのだ。18センチは洗って乾かしてあったので、それを翌日持たせたが、
指定上靴…1,400円とかクソ高いくせに1センチ刻みで、18と19を並べて写真撮ったらこれどう見ても2サイズぐらい違うやん!!
それからさ…
なぜ運動場で上靴?
上靴って、園舎内を汚さないために履くものよね???もう、毎年のことなので慣れたけど、うちの幼稚園は練習も本番も裸足に上履きです。サイズがピッタリこないと何人ものお母さんが言ってて、もうほんと、イオンとかに売ってる白いやつで0.5センチ刻みのやつでいいやん…て思う。
競技のこと
今年で幼稚園の運動会は最後、年長組の娘。なかなかの数の競技に出場。
- 徒競走
- パラバルーン
- 組体操
- タイヤとかタライとか運搬競争
- サーキット
- 親子競技
- 4チーム対抗リレー
このうち、毎日のように練習したのは、組体操とリレーだけだったらしい。プログラムを持ち帰ってきた娘に『これ何するやつ?』と聞いても、わからんと言われ、へ?練習ないの?と思っていた。でも無理もないかな。幼稚園は時間も短いし、小学校のように他の教科を体育に振り替えて朝も午後も練習するとかはないし、運動会練習中も水泳や英語、絵画、書道といった正課の時間もあり、練習期間は夏休み明けからの1ヶ月ほど。
徒競走は二回ほどあった本番会場でのリハーサルのときに一回走った程度、サーキットは体操の時間にやってるから練習なしでいつも通りやってね、という感じになるのは仕方ないかな。
まあ、上に書いたように娘達の学年は色々出場したわけですが、私は
撮影に必死で
競技全然見てません。
ただ、大体の位置は把握していたので、組体操の6人ピラミッドで写真屋さんのカメラマンが丸かぶりして撮れなかったのと、動き回るサーキットでどこにいるのかわからなかったけど帽子のデコで判断してた以外はまあ、どの種目もそれなりに撮れました。
リレー撮影と泣きの1回
あー!リレー終わったー!帰れるー!と思ったら、園長が『もう一回やる?』とマイクで園児らに問い、冗談かなと思ったら本当にもう1レース走ることに(笑)でも、一発勝負でうまく撮影できなかった人にはラッキーだったんじゃないかな。ちなみに娘が入っていた赤組は、二戦やって二回とも最下位でした。
私の子供の頃からの、保育園時代は同級生だった友人の息子さんが、娘とたまたま同じ幼稚園で、彼がアンカーをつとめるということで、その雄姿をビデオにおさめるべく完全にその子を追いかけて撮影していた。そしたら運動会後にその友人が『ビデオまともに撮れてなかった…』と言うので、静止画を何枚かと、アンカーの勝負二回分だけをアプリで編集してLINEで送るとめちゃくちゃ感謝された。
子供のリレーとか見てもあまり何とも思わない私だが、その息子さんのときは必死に応援した。その子がお腹にいるときから知ってるし、そしてうちに遊びに来てバウンサーに乗っていた姿、年少入園で幼稚園に馴染めず泣いていた姿を思い出し、友人からは練習でなかなか勝てずアンカーを嫌がっていた話を聞いていたので、二戦二勝のぶっちぎり優勝に感極まり、ホロっときてしまった。
リレーの撮影は、位置取りが難しいと思う。私は本部テント横最前列にいたので、バトンの受け渡しやゴールを目指してくる顔が正面から撮れるが、反対側トラックの直線を走っているときはやっぱり撮りづらい。走り終わった子供が座って待っててくれればいいけど、子供達も立ち上がって応援するのは無理ないよね。
でも、正面の直線より、最終コーナーを曲がってくるときにしっかり映り、バトンを受け取って走り出すところや、アンカーがゴールするところはがっつり撮れるので、よかったかな。
夫、保護者リレーに出場
運動会前に幼稚園から渡されたプリントに、保護者リレーの参加者を募ると書いてあった。24人集まらなければ中止、そしてコケるなど毎年危険なので今年度をもって父兄リレーは廃止とのことで、今までは早帰りしてたけど今年は最後までいるんだし…と、
勝手に夫の名前を書いて提出(笑)
小学校の一周が100メートルほどしかない小さなトラックのコーナリングにお父さん達大苦戦、曲がりきれずにもう何人滑りコケた?というオモシロ競技だったが、うちの夫はコケずにバトンパス。
夫の赤チームには、唯一女性が入っていた。私なら、その女性を第1走者にして距離のハンデを与えるけど、なぜか第4走者くらいになっていた。男女の体力差は仕方ないことなのでそのママさんに何の罪はないが、そこまで首位を走っていた赤チーム、女性のところで一気に最下位転落。そして彼女からバトンを貰うのは
うちの旦那(笑)
その後アンカーのお父さんが走るときに、3位に上がれるチャンス到来!隣のコースのお父さんがバトン渡し直後に足がもつれて転倒!その間に赤チームのアンカーパパが飛ばすのかと思ったら、隣でコケてる人を見てるやーん!!笑ってしまったが、ガチのリレーじゃないので、それも笑っておしまい。
普段走ることも少なくなった30代後半の夫、朝は3時から並び、親子競技のキャタピラー競歩にも出て、リレーも出て、頑張ってくれたと思う。
写真好きの旦那を選べ!
うちの夫は、写真を撮るのが壊滅的に下手。そして、多分ビデオカメラやデジカメを操作したこともなく、それらに何の興味もない人である。これがもし、もう何なら妻より詳しいくらいの旦那さんであれば、幼稚園や学校行事は何も怖くない。夫はビデオ撮影担当、妻は写真撮影担当と分担できたり、夫婦で別の場所から我が子を狙い打ちで撮影できたりするだろう。
そして、ビデオカメラや周辺機材を選ぶときも協力的だったり知識が豊富だったり、買い替えもスムーズだったり…と夢が膨らむ。うちの旦那なんか、ビデオカメラ買うのも渋るし、三脚や一脚のこともいまいちわかってないし、当然それらの操作もわかってないし、何も任せられない。行事はいつもただ来てるだけ。iPhoneで撮っといてよと言ってもゲロ下手な画像を量産しているだけ。
まあ、今回の運動会は場所取りやら父兄リレーやら出てくれたからいいけど、今後も能力向上は一切望めないだろう。
結論 しんどいながら楽しめた!
今までは、我が子の競技が終わったら、並んで取った場所をあっさり捨てて帰宅していたので、開会式から閉会式まで帰れないなんて拷問レベルだろう…と本気でビビっていた。
実際、満3歳はプログラム5番だけが出番だったのでそこで帰ったし、年少は朝一の徒競走とその次プログラム3番のお遊戯で前年より早く帰宅、年中は昼前の玉入れが終わった瞬間シートを畳み、組体操を後ろから撮影しようとしている人達に最前列の場所を譲った。去年は同じクラスの家族も玉入れの後帰ってたし(笑)
もう、徹夜で行ってアドレナリンが出まくったのか、眠くもなければ、開催中はそんなに疲れも感じなかった。ていうかほぼ他学年の競技見てないけど、たまに見ては脳内に粗品やIKKOさんが現れてちょっともう、ハイ状態だった。
閉会式まで帰る人はほぼいなかったので、みんなちゃんと、我が子が年少でプログラム3番以降昼過ぎの親子競技まで何も出番がなくてもちゃんと見てるんだなぁ…
私には無理だわ…
と正直思った。今年は午前も午後も、もううちの子出るの?みたいな感じで進んでいったし、友達に聞くと例年より早く終わったらしい。いつもは解散予定時刻1時間遅れとかザラだったらしい。
帰って即寝、その後家事
帰ったらさすがに即寝したけど、起きたら意外と体力が残っていて、でもこれ疲れは翌日に来るぞ…とわかっていたので、自立一脚やシートなど荷物の片付けや洗濯、弁当箱や水筒などの洗い物、ビデオカメラから携帯にデータ転送など、後回しにしたら数日は手がつけられないようなことを全部やった。脳内がどうかなってたかと思うくらい運動会後にぺきぺき動いた。
で、予想通り翌日はガン寝。
家事は何もせず、ひたすら寝てました。
寝込みました。
嫌だ嫌だの反動から、運動会が終わってハッピーラッキークッキー過ぎて、疲れてるけど書いてみました(笑)
運動会の話でした!
ちなみに、運動会翌々日の今日も…
寝込みます。