運転免許証を更新してきた。
有効期限最終日に。
心身ともにものすごく疲れてたし、もう無理かな、失効してもいいかな…と思ったが、結果的に更新手続きはできた。できてしまった、のほうが正しいかもしれない。
5年前の更新のときにも記事を書いてあった。
そのときよりひどかった。
「誕生日の前後1ヶ月、警察署にいつ更新の手続きに行ってもいい」から「更新はオンラインで完全予約制」に変わっていた。これがいちばん大きな変更点で、失効寸前になってしまった。
私は予約が苦手で、やっと予約を完了したときに一度キャンセル(私の住む自治体は行かなかった場合も自動キャンセルになると聞いた)した。その後、体調不良だったのか何なのか顔にだけ発疹がバーっと出て病院に駆け込むとか、日常のトラブルで恐ろしいほど両目が腫れるなどという最悪なことにもなり、再予約がなかなか取れず、もう運転免許はいらないかも…と本気で考えた。
有効期限前日に何とか予約を取り直したが、キャンセルすると再予約はオンラインでできるかどうかわからない。警察署に電話で事情を話すと、「有効期限当日の方は、予約なしでもお断りすることはないので、当日の受付時間に来てください」と言ってくれて、「そういう人来るかも」と情報共有するために名前を聞いてくれていた。
本当に申し訳なさ過ぎた。
完全予約制なのに、当日行くと「ご連絡頂いてた◯◯さんですね」とすぐに更新手続きを始めてくれて、講習も受けることができた。迷惑だからやめたほうがいいが、私みたいな状況に陥った人がもしいたら、期限内に警察署に相談してみると……いいかもしれない。
「予約が取れなかったから失効」ということはないのと、電話での連絡・相談が予約の代わりにはなる。でも、ちゃんと予約をして余裕を持って行くのが、普通…ですよね…ごめんなさい…。
5年前の記事にも「5年後は返納を考えるかも」と自分で書いてあった。それくらいもう私はこういう手続きが苦手でダメなのだ。
今回も更新きっかけで髪を切る
(フリー素材。↑
カットじゃなくて巻いてるけど)
「免許更新のときに髪を切る」は結構早くから決めていて、長かった髪を25センチほど切った。5年に1回の激レアなことでも起こらないと、髪も切らない私…。美容室も予約して行くのが苦手。でも今回は「絶対行く!」と気合いで乗り切った。いつも担当してくれている美容師さん、ありがとうございました。
5年前と違ったのは、前髪をつくらなくなったこと。ここ数年、前髪は作っていない。ヘアアクセサリーのお店でヘアクリップをたまに買って、右側に何となく留めている。前髪が伸び始めたときに起こる「びよん」はなくなった。
結局、免許更新有効期限最終日までにしたことって…この「髪を切る」だけだったかも。5年前にあれこれ書いた教訓は生かされず。前回は初回の知らないヘアサロン→証明写真と1日で済ませていたが、今回は写真を撮ったのは免許更新当日の朝。しかもこの証明写真でトラブルが起こったのだが、それはまた後で。
化粧はもうするしかない。
(美しすぎるイメージ画像…笑)
今回も証明写真のために頑張って化粧をした。
腫れまくった目元はどうにか戻り…普段はあまり使わないブラウン・ベージュ系の目元にした。下瞼のキワはゴリゴリに塗った。ハイライトだのノーズシャドウだのシェーディングだのとあれもこれもやった。気持ち悪いくらい濃い化粧をした。ゆっくり時間をかけまくり、何度も休憩しながら、ミスらないように気をつけた。前の免許更新のときに新品だったと書いたビューラーは現役だった。さっき読み返すまで忘れてたけど。
化粧品のところでも紹介したこのリップを使用。最近、リップはほぼロムアンドのスティックタイプしか使っていない。でも更新の写真のときはジューシーラスティングティントの06 fig figを指で叩き込むように下地カラーにした。口元はハッキリした色に写りました。
その化粧をしていたのが、
免許証有効期限当日の深夜〜朝方というひどさ。
写真はやっぱり写真スタジオ!
(私の背景はピンクで用意してくれてた)
あまりにもギリギリだったので、スピード写真も一応撮った…写真スタジオで撮ってもらえるかわからなかったため、保険として撮ったけど、
あれはアカン…
いい勉強代になった。
私は綺麗な人ではないので、ひどすぎる写り方のスピード写真ができてしまった。朝になって、家の近くの写真スタジオのカメラマンさんと連絡がついて「今日は大丈夫ですから、いつでもお越しください」という神的ありがたい返信をいただき、ほぼ飛び込みと変わらないが、きちんと撮影してもらえた。
前回は、美容室の後すぐに行った写真屋さんにあまりに満足していないと書いてあったが、それを覚えていたので、今回は家の近くにあって前々回の更新や、大学の学生証の写真なども撮ってもらったスタジオにお願いしたのだった。それが……色々と大正解すぎた。
免許証の写真の背景色といえばブルーが定番だが、最近は色を変えることもできる。これはスピード写真機でも対応している。私はピンクにしたいと思っていたのでそれを伝えると、スタジオの撮影スペースにピンクの背景を準備してくれてあった。撮り終わった後も、パソコンで細部を色々ときっちり修正してくれていた。
よかったー!ありがたすぎ!さすが!
…と意気揚々?と警察署に向かったのだが…
不適当な写真でアウト寸前!
このサンプル画像の女性と同じく、私も白の襟元が広めの服を着て撮影してもらった。「証明写真の裏技!白の服がいい!」とどこのサイトにも書いてあるのだが…白を着た場合、
グラデーション背景は不可。
(↑正確に書くと違うけど…)
背景色はピンクと白とのグラデーションにしてくれていた。写真スタジオを出て、警察署に直行すると…「グラデーションで白になっている部分と白い服の肩部分が同化して見える」ため、試験場にデータを送っても不適当な写真で通らないとなるかもしれないと窓口で言われた。
(「不適当な写真」は結構たくさんの項目があり、私は「背景が肌、頭髪、衣服と同系色」という項目に引っかかったか引っかかりかけた)
↑こんなにある。(大阪府の場合)
交通課の女性もきちんと説明してくれて、ダメ元で申請して不可になったらものすごい手間だから、講習に間に合うように写真スタジオに相談してみるように親切に教えてくれた。
でも、頭がこんがらがった私は、
え…?もしかしてこれ終わった?
と思ったけど(笑)
電話で事情を伝えると、カメラマンさんが修正データ(背景を完全にピンク単色にしたもの)をすぐに作ってプリントして免許証写真サイズに切ってくれて、38歳にもなる娘の私の運転免許更新について来た母が警察署から写真スタジオに戻って写真を受け取り、持ってきてくれた。
何となく母と一緒に行く話になっていたが、それも大正解すぎた。更新に行く直前に撮ってもらって、その足で警察署に行ったので、「これだと通らないかもしれないです」となっても、修正データをすぐに作ってもらうことができた。カメラマンさん、優しすぎる……今後も証明写真はそのフォトスタジオにお願いする、もう絶対。
前回ちょっと微妙……だった写真屋さんは家からも少し遠く、前日に撮っていたため、もしダメとかなっていても対応してもらえたかもわからないし、取りに行くのも警察署からだとだいぶ遠い。
母が取りに戻ってくれているときに、「もう次こそ運転免許を返納しよう」と思った。私一人でできないことがたまたま母の助けで何とかなってしまったようなものなので、5年後はもう無理…
単色背景の証明写真をデータで貰ったし、カメラマンさんは修正版写真の予備まで入れてくれていたので、先延ばしにしてるマイナンバーカードもこれで申請しよう(できたら…やれたら…程度)と思った。前回更新のときもマイナンバーカードを作ると書いてあるが無事5年放置した私なので、自信はない。
背景色を変えたことは関係なく、もしブルーにしていても、白い服と背景(肩の部分が背景と同化)していれば不適当な写真に当てはまっていたので、「ピンクにするとか変わったことするから…」ではない。とにかく、この写真が無理かものときがいちばんヒヤヒヤした。
写真再提出の前に、更新の手続きをすることに。簡単な書類記入と視力検査。朝に苦労して目に押し込んだコンタクトレンズでしっかり見えた。裸眼では1億%見えなかっただろう。「眼鏡等」の制限は前回更新のときについたので、視力検査は普通に合格。
更新手数料を会計課で支払い、有効期限当日の免許証裏に期限延長のハンコをもらい、「写真の再提出が間に合えば次の講習を受けられる」ことになった。母が激速で戻ってきて、修正版証明写真を提出。「これは完全にオッケーです!」とのことで、もうほぼアウト寄りのセーフで更新の手続きが終わった。
今までとは違う講習・更新方法
10年前、5年前の運転免許更新の流れとは何もかも変わっていた。
- 更新は完全予約制
- 手続き・適性検査・講習を1日で実施
- 新免許証は後日受取か有料で郵送
ところが、母は「ママ、いつもこのやり方やったけど…」と言っていた。
私は過去2回、
- 更新期間内に警察署へ行く
- 手続きと適性検査実施
- 後日、日時場所指定で講習のみ受講
- 講習の日には新免許証を受け取る
私が希望したとかではなく、交通課の方からの案内に従っていただけなのだが、警察署から徒歩で行ける場所にある「交通安全協会」で同日に講習を受けられるシステムのほうを私はやったことがなかった。安全協会の場所は職員さんにサラッと説明されたが全然わからなかった。母は何度もそこで講習を受けていたので、一発ツモで連れて行ってくれた。私一人で行ってたら道に迷ってたかもしれない。
交通安全協会の人がトークはうまいわ親切すぎるわで30分の講習はあっという間に終わった。あとは新免許証が書留で送られてくるのを待つだけ。
何度も言うようだが、
更新期限当日に更新した。
運転免許失効の経験
実は私、初回の運転免許更新のときに更新手続きに行かず、一度運転免許を失効したことがある。しかし、「失効から6ヶ月以内なら試験場で再交付できる」ため、今の免許証を持っている。
はるか昔の話だが、4月生まれの友人が試験場に免許更新に行くというので、何を思ったのか一緒に行くことにした。私は免許を取って最初の更新で失効したため、免許証にはその友達と試験場に行った日に初めて免許を取ったと日付に残っている。学科試験は必要なく、手続きをして講習を受けるだけだったけどね。
自分が免許を失効してから半年以内に誕生日(と更新期間)だったあの友人がいなかったら、私は免許を取って3年で運転免許を完全に失効していたのだ。
今はマイナンバーカードも普及していて、「顔写真つきの身分証」は誰でも持てるが、それまでは(私は)運転免許証だった。パスポートとかでもいいけど、財布に入れておいてパッと出せる身分証を父親が30万円くらい出して買ってくれたようなもの。あのとき3年で失効していたらと思うと怖い。いや、失効は一旦したけど。
人の優しさに触れた1日
- ついてきてくれて、写真を取りに戻って届けてくれた母
- 有効期限当日でもしっかり対応してくれて、写真についても説明し、心配までしてくれた警察署の職員さん
- 当日の写真撮影に応じてくれて、修正の修正のそのまた修正までしてくれた写真スタジオのカメラマンさん
- 安全協会の講習担当の男性の素敵すぎる会話とトークスキルと優しい対応
たくさんの人の優しさ。
自分は本当に一人では何もできないことも痛いほど思い知ったけれど、私のスレスレアウト寄りセーフの免許更新に関わってくれた方々の優しさのおかげで、今回の免許更新ができたと思う。
免許証を貰ったその日からのペーパードライバーで、昔一度免許失効もしていて、心身の調子を1ヶ月以上崩しまくっていた私。返納して「運転経歴証明書」…でもよかったけれど、ゴールド免許をあと5年持てることになった。まだマイナンバーカードも作っていないので、今後も当分は運転免許証を身分証として日常で使うことになるだろう。
本当に人に迷惑はかけたわ、
自分のダメさは泣くほど痛感するわ、
キツい体験だったけど、
免許更新できてよかった。
私の新免許証には、交付年月日と有効期限の日付が同日で記載されるのね(笑)前回は1日前、今回は有効期限当日……
ガチで次は無理だな。
返納したらもらえる経歴書にも写真はいるので、証明写真だけは用意しておこうと思う。