運転免許の更新期限が近づいてきたが、なかなか激重の腰が上げられず、気持ちだけが焦っていた。タイミングというのはふとした瞬間に訪れるもので、たまたま『夫がコンタクトを買っているお店(+眼科)の並びにあるドラッグストアに用事があり、こんな近くまで来たからとりあえず話だけでも聞いてみようかなと、1歳9ヶ月になった次女を連れて眼科へ。
以下に、コンタクトレンズ初購入の感想や記録記憶をまとめてみたいと思う。
初回は検査盛りだくさん
いつもうちの夫が行っている眼科にしたのだけど、何だか私の質問に対して、ん?となるような答えが返ってきたり、大まかな費用のことを聞いたら所要時間の返事が返ってきたり、最初はちょっとここ大丈夫…?と思った。
先客は何人かいたが、思ったよりすぐに私の番が回ってきた。気球をただ覗き込む検査、ひらがなやランドルト環をまず裸眼で視力検査、眼圧の測定…このあたりまでは看護師さんがやってくれた。そして、眼科医の先生に裸眼の目の状態を見てもらい、今度はコンタクトレンズを入れて視力検査して、またコンタクト入れた状態で眼科医の診察を受けて…とか結構時間がかかった。ちなみに眼科医の先生からはドライアイ(涙が乾くのが早い)を指摘され、ドライアイの検査もしたいしたいと思いつつ眼科に行ってなかったので、ここでできたのはよかった。
どうやって裸眼で生きてるのか
裸眼での視力測定は、次女がちょこちょこ動いたり緊張?したり気が散ったりで、『これでちゃんと視力検査できてるの?』くらいだった。どっちの目か忘れたけど0.1だった。もちろん視力検査のひらがなやランドルト環(Cみたいな形のあれ)は全然見えず。ただ、乱視はないとのことだった。
二度目のコンタクトを入れてからの視力検査では、度数合わせのためか、これはどうですか?これで見えますか?と、裸眼では絶対見えないようなところがクリアに見えるまで、眼鏡みたいな形のを私の目に当てたり外したりして
『これはどうですか?』の繰り返し。
同じ列なのに文字は見えてもランドルト環は見えなかったり、『この文字(もしくは方向)っぽい』で答えてよいのか、ハッキリくっきり見えるものだけを答えるべきか、ワキ汗かくほど緊張しつつ、あれこれ答えていった。
『ぽい』は答えてよいのか、完璧に見えているものだけを答えればよいのか、その質問をするのも忘れていた(笑)
あれこれして、裸眼のときは全く見えなかったライト点灯式の検査表がだんだんクリアになり、見出しのとおり、自分は普段どうやってものを見てるのか?とか思うとほどに視界が変わった。
目に物を入れるのは平気なのに
眼科医の検査の結果、コンタクトレンズが使えることがわかり、今度はつけ方の説明を受けた。『目に異物を入れるのは怖い、痛い』は人類の共通認識レベルのことで、我が子や孫などがあまりにも可愛いという言葉に『目に入れても痛くない』というのがあったりするほど。
そのため、初めてコンタクトを作りに来た人は、怖さや抵抗でなかなか自分でつけられなかったりするそうだ。が、私はほぼ何の抵抗もない。それなのに手先がガチ不器用過ぎて、どうにか目に突っ込んで、外すときはズルって感じで指で目を摘むようにして外した。
教えてくれた看護師さんは、『最初怖がる人は多いけど、すごい平気なんですね』と言われた。その後に( )があって国語の試験みたいに彼女の心中を想像すると、
『不器用過ぎるだろ…』
と思われていたかもしれない。
結局何となくしかやり方わからないまま帰宅したが、家にコンタクトユーザー(夫)がいるので何とかなるだろう。
子連れの大変さでどぶろっく化
↑自宅でも持っているタピオカ容器
今回、下の子供を連れて行ったのだが、最初に話を聞いた人は、誰かに預けてきてほしい感を結構出してきた(笑)まだ走り回らないし、ほぼ人見知りもないので、もう眼科まで来たんだし免許更新までそんなに日数も残ってないし、日を改めずそのまま検査・購入をすることにした。
子供は予想通り全然騒いだり動き回ったりすることはなく、視力検査をしている私にくっついていたが、子供を連れているというだけでものごとの難易度としんどさが極大アップしてしまう。視力検査を終えて、裸眼での診察待ちのとき、子供は私のバッグに突っ込んであった
タピオカドリンクの容器
を発見してしまった。
中身はもう当然飲みきってあったが、氷が残っていて、それを飲むマネをして遊び出し、氷を床にぶち撒けやしないかなどヒヤヒヤしていた。いやまず、眼科の診察室?検査室?とか絶対飲食禁止だし。氷って溶けたら水になるんだし…。何でこんなものを持ってきたんだ私は!!
…って、そうじゃない。本来用事があったのは、眼科の隣のドラッグストアだったので、タピオカドリンクを歩きながら飲んで、空になった容器は自宅で処分しよう、とバッグに入れてあったのだった。
もう見つかったらアウト。
私がカップを取り上げるとギャー!
持たせると大人しくなる…
次女はもう完全に
タピオカの容器をください
タピオカの容器をください
大木さえもなぎ倒す
タピオカの容器を私に下さい
…状態。困った私は、看護師さんに『近くにお手洗いはありますか?』と聞いた。彼女は私が催したかオムツ替えかと思ったらしく、近くにはなくて、百貨店の中になりますね…(催したのは)私さんですか?お子さんですか?という返答。
『あ、いえ…これを持っているだけで満足すると思うので、中の氷を捨てて容器を洗ってきたいと思いまして…』と言うと、『あ、じゃあここで洗いますね。持ちたいよね〜!』とその人がサッと洗って次女に持たせてくれた。
♪本当ですか 信じられない
ありがたき幸せ〜♪
からの…
泣くな泣くな娘よ
(略)
間を取って〜
空っぽの容器を授けよう
空っぽの容器をお前に授けよう
というわけで何とか落ち着いた。
そして次女は満足してただタピオカドリンクの容器を持っていた。どぶろっくのネタが本当に頭に浮かんだ。
眼科医の診察を受ける頃から、手の空いた女性の方が次女とお絵描きや塗り絵をしたりして遊んでくれて、本当に助かった。感謝しかない。
診察では、医師から目の乾きやすさを何度となく指摘されたが、こまめに目薬をさしてくださいねとのことだった。早速コンタクトレンズ用の目薬と、装着がヘタ過ぎるのでコンタクトレンズ装着液とかいうのを隣のコクミンで買った。
矯正視力1.2の世界
いろんな検査をして、視力検査も繰り返して、矯正視力は両眼1.2というもう私にとっては未知の世界レベルになった。あの字も見える!時計も見える!ポスターの注意書きまで見える!などと感動したのも束の間、
普段なら存在に気づきもしないような遠くにある鏡に映った自分の顔が、
激烈シミだらけ
という悲しいものを見てしまった。まあ、手入れらしい手入れもしてないし、普通なんだろうけど(笑)練習用に使ったコンタクトレンズを入れたまま帰宅することになり、夜に外すまで、『あれ見えるこれも見える』とテンション上がった。
選んだのはワンデータイプのコンタクト。
毎日使わないしねー
家で昼間寝てることも多いし…
ワンデーアキュビューモイスト
勧められたのは、ワンデーアキュビューオアシスという『モイスト』より少し高価なコンタクトだった。でも『こんな方にオススメ』みたいなところに書いてあったのは今現在コンタクトをしている人向けだったり、ていうかもう運転免許の視力検査を制限つくけどちゃんと更新して、幼稚園生活で残るは学芸会と卒園式となった娘の行事につけて行くかどうかくらいだし、モイストに決めた。
オアシスをだいぶ推されたが、私はコンタクトレンズを使うのが初めてで、違いもわからないので、モイストでお願いしますで通した(笑)実際に装着してみても、普通に快適だしね。
着脱があまり…いや、かなりできていない状態で買ってきてしまったが、装着液もあるし、長年のコンタクトユーザーの夫もいるし、免許更新の視力検査当日は何とかなるだろうと思っている。
かかった費用
正直、裸眼での視力検査ではほぼ確実に免許更新ができないため、それだけのために買ったといってもいい。幸い、検査の結果、両眼ともに同じ度数のレンズだったので、
片目分だけ購入。
※勿論片目にだけ入れるわけじゃない。
1箱がそこでの最少の購入単位。
本来は目がふたつあるのでワンデーを毎日使う人なら、1ヶ月分となる二箱買うのが普通。でも、私は使用頻度も低いし、使う機会も限定されており、両眼の度数が同じになったとかで片目分(1箱)15回分を眼科の隣のコンタクトレンズ屋さんで購入することができた。
ちなみに、は?一箱?みたいな嫌な顔は全くされなかった。免許更新用に買いに来る人や、ちょっと試してみようという人も多いそうだ。以前はフリートライアルとかもやってて、私も受けたことあるけど、今はなくなっている。
そして、診察代が390円とかそれくらい。えっ、あんな色々検査とか診察受けたのに?と拍子抜けしてしまった。保険証を出すと『旧姓何々様ですか?』と確認され、カルテがあったとかで、初診料がかかっていないのかも。いやでも、結婚7年経ってるし…初診料かかるんじゃ?
それから、上に載せた目薬と装着液。
480円と600円したかしないか。
ということで、安くもないが高くもなかった。どペーパーなので運転はしないが、5年に一度このくらいだったらいいやと思えるくらい。
目薬を買ったコクミンで、今どんハマり中の『シノアドア ゼリーサーキュリスト』を10個とか買ったので、そっちのほうが…ちゅちゅーっと吸ったら終わりだと考えたら高いくらい。Amazonプライムにないのよー、なので、見つけたらつい爆買いしてしまいます。
おいしいのよコレが!
…話が逸れたけれど、子連れで行く診察+コンタクトレンズ購入は結構大変でした。空っぽのドリンク容器で機嫌なおって、遊んでくれるお姉さんもいたので本当に助かった。
さあ、だいぶ期限が迫ってるので、近くの写真館で証明写真撮って、さっさと更新に行かなくては…
そんなお話でした。