眠れぬ夜のひとりごと。

タイトル通り、眠れない夜の暇潰しにやってます。半分寝てて誤字多いです。

コロナ禍の運動会の話。

激鬱運動会の季節到来。

 

何度もこのブログにも書いてきたように、私は自分が子供のころも、親になってからも、運動会を好きだとか楽しいとか思ったことはただの一度もない

 

運動会の嫌なところを挙げるとキリがないし、2019年のブログに挙げてある。しかし…

 

コロナ禍の運動会

 

新型コロナウィルスの話を聞かない日がないような生活が始まってから、もう2年になる。何ひとつ影響を受けなかった人などいないだろう。自分が生きているあいだにここまでの世界的パンデミックを体験するとは思わなかった。卒園式中止の危機がどうのと書いていた上の子は、コロナ禍に入学し、それ以前の普通の小学校生活を知らないまま、早いもので二年生になった。

 

中止にする学校や幼稚園、動画配信などをして当日は保護者の観戦をしないところ、色々あるようだが、私の子供達の小学校と幼稚園は、運動会を開催した。さすがに、めんどくさいのはめんどくさいが『中止ならよかったのに』とまでは思わなかった。

 

通常時を知らない小学校

 

先にあったのは、上の子の小学校の運動会。二年生なので親子ともに二度目の運動会だが、入学のときがあの一斉休校の時期だったので、私も子供も、『通常の運動会』を知らない。

 

我が子の学校は超小規模校。全学年1クラスしかなく、25人ほどいる現2年生が最も人数の多い学年だ。運動会も多分幼稚園よりラクだろうと思っていた。実際にめちゃくちゃラクだった。

 

  • 場所取り並びがない。誰もいない。
  • 午前中で終わり。弁当不要。

 

これだけで、あの鬼のようにつらかった幼稚園の運動会から考えれば天国のようなもの。

 

昨年も今年も立ち見。入場チケットがあり、受付のときに提出する。今年は緊急事態宣言も解除されていたので、場所を限定してではあったがシートを敷いて見られるところも用意されていた。

 

保護者はずっと、子供達は競技・演技中以外はマスク必須。暑さ対策をしっかりしていて、競技から座席に戻ってきた子供達に担任の先生が『マスクを外してお茶を飲みましょう』と言っていた。

 

小学校の運動会、時代の変化?

 

『通常時を知らない』のでわからないが、まず入場行進がない。私が小学生だった頃は、何なら競技よりも必死で入場行進とラジオ体操の練習をさせられた。図工や音楽といった授業を体育にして、運動会の練習期間は、

 

国語 算数 体育 体育 (給食) 社会 理科

 

…みたいな地獄のような時間割に変化する。

 

何をそんなに必死に練習する必要があったのか未だにわからないが、もう小三くらいで運動会の練習中に先生がブチギレみたいなことは普通にあった。ラジオ体操も毎日練習。第一の最後のほうに出てくる、上に跳んで手脚を開いて閉じて…という動きのときはタイミングがばらばらだと怒られるという意味のわからなさだった。

 

で、子供の運動会。トラックをぐるりと囲った児童席にそれぞれの学年ごとに座ったまま、何が合図だったか忘れたが運動会開始。ラジオ体操も、児童席の横に立って、朝礼台の先生を見ながら、

 

今日初めてラジオ体操やりました

 

みたいなグッダグダのラジオ体操。プログラムに準備体操とは書かれているが、私の小学校は、入場行進のあと、『プログラム1番、全学年による、ラジオ体操第一です』と放送委員が言い、プログラムにもそう書いてあった。

 

徒競走、障害物競走、ダンスは2学年ずつに分けて全員参加で行い、あとはリレーがあるがこれは出ない子もいる。リレーは、全学年リレーと高学年リレーがあった。去年、全学年リレーのあまりのグダグダさに、『え?全学年の中で足の速い子を選抜したリレーじゃないの?』『いやいや、今赤のゼッケンの子が青のゼッケンの子にバトン渡してたけどまさかぶっつけ本番?』と謎だらけだった。

 

子供に聞いたところ、立候補をつのり、希望者が多ければくじ引き、足の速い遅いはどうでもいい、全学年が集まることはないのでぶっつけ本番という、グダグダにならなかったら奇跡だろくらいのリレー。

 

我が子は当然立候補などしておらず、3つの競技と演技に出て終わり。別にそれはいい。『足の速さが考慮されないなら立候補しなさいよ』とは爪の先ほども思わない。私だって立候補なんて死んでもしない(笑)

 

障害物競走も、障害物…?これが?

 

私も多分何年生かのときに障害物競走があった記憶はあるが、網に入って運動場の砂の上を這ってくぐるとか、麻の袋に両脚を入れて跳ぶとか、そんなクソ面倒くさい競技考えたやつ誰やねんと思っていた。

 

1年、2年の障害物競走は、平均台を渡る、めっちゃちっちゃいハードルを跳ぶ、置いてあるフラフープを拾って一回転だけ縄跳びのように跳んで、最後はデカいハードルをくぐって終わり。体操服が汚れない障害物競走なのだろうか。

 

赤組と白組に分かれているため、競技は着順を点数化していたが、それも高学年の体育委員さんと先生がゴールのところで記録していた。着順を数字で書いた旗もなく。

 

でもとにかくラクだった。

ダンスは練習してきたのか、走る系競技で微妙な着順だった我が子もちゃんと踊っていた。

 

長身は損なことだらけ

 

上の子は幼稚園のときから身長が高く、今回のダンスでも最後列。正面からビデオを撮れば遠すぎるわ、最前列の子を撮っているような仕上がりになってしまう。幼稚園のころから学芸会でも運動会でも集合写真でも、最後列の端っこ。背の小さい子のほうが親としてはビデオも撮りやすく、カメラのシャッターチャンスも多い。

 

あと、今後も長身なのだとしたら、『体デカイのに足が遅い』とか言われるんだろうなぁ。

 

ダンスの位置移動、めんど!

 

運動会の演技や組体操(組体操は昨年、今年ともになし)は、基本的に正面の朝礼台側を向いて踊り、あっ!と思ったらピューッと移動して我が子を見失うことも。真反対に移動したり、もう何だそれ?状態。あれ、何の意味があるんだろう?動き回ることにより、親もゲルマン大移動。それでも見失う。動き回らないでくれ…

 

なんかもう途中からどうでもよくなってきたりもしたが、何とか撮影した。そして上にも書いたように身長の関係でいちばん後ろ。最後にやっとトラックの外側を向いたときくらいしかはっきりと顔が撮れないし、位置を動いたらこれまた高確率で後ろ、端っこ。

 

まあ、色々書いたが、2学年ごとにまとめて競技をしてさっさと終われるのは小規模校ならではのメリットかな。

 

2年ぶり、幼稚園の運動会

 

今年は下の子が幼稚園に入園したので、私が恐れていた運動会が2回ある年の始まりでもあった。

 

しかし、これもコロナウィルスの影響で、例年とは全く違った運動会になった。学年で分けた二部制開催、深夜からの場所取りもなし、シートで場所取りは禁止で立ち見。見に行ける保護者は園児ひとりにつき2名まで。受付で氏名を書いた紙を提出し、時間が来たら門を閉める徹底ぶり。上の子の頃は最後までいろ!というのをガンスルーで帰っていた私達だったが、今回はむしろ幼稚園側が早く帰るようにアナウンスしていた

 

出てくる子供も見にくる親も少ないので、今までで最もラクで平和な運動会だった

 

下の子は三年保育の年少組。

これが生まれて初めての運動会。

 

出るのは徒競走とおゆうぎだけ。

これは上の子が年少のときから変わらないが、午後に親子競技があるため、保護者は我が子の出番が10時とかに終わっても弁当持参で午後の親子競技にも出て、最後まで運動会を見なければならなかった。私達は親子競技なんて死ぬほどどうでもよかったので、上の子のときは10時くらいに帰った

 

期待していなかったが…

 

上の子は生まれ月が早く、体も大きかった。運動会は期待の目で見ていた。実際に徒競走は一番になっていたし、おゆうぎの振付もしっかりと覚えていた。また、四年保育だったので、年少の運動会は二度目の運動会。

 

下の子は早生まれで、幼稚園には入ったばかり。おむつも取れていない。身長の高い上の子と違い、やはり体も小さい。開会式で並んでいるのを見ると前から三番目。運動会の練習の話を聞いてもわけがわからず、まあ、大きな怪我なく終えてくれればいいかなくらいに思っていた。

 

しかも、運動会翌日に思い出したのだが、本番の数日前に何かおもちゃを踏んだかして、足の裏を怪我していた。(なぜか忘れてた)

 

徒競走の意味はわかっているのだろうか?そもそもこの子走るのか…?そんなことを思いながら、父に車で幼稚園まで送ってもらう車中、『靴が脱げてもそのまま走っていいし、こけても起き上がって頑張って走ってね』なんて言っていた。

 

受付は一番に済ませ、さっさとベルボンのポールポッド(ビデオ撮影用自立一脚)を立ててビデオカメラをセットし、徒競走のゴール側に立ち位置を決めた。開会式が始まり、毎年恒例の体操。上の子は後ろすぎてもう体操の撮影自体諦めていたが、下の子は小さいのでビデオのズームだけで撮れた。

 

え?速い…?!

 

その後すぐに徒競走。

四年保育の子達から走るのかと思ったが、年少組が先だった。6人1組でひとりひとり名前を呼ばれ、はーい!と返事をする。

 

位置について、よーい、ピー!

 

なかなかのスタートをきった我が子はなぜか横を見たりしつつもサーっと走り、横から撮った動画で見ると一番にゴールしている。

 

これには本気でビックリした。

家にいるときに徒競走の練習のことを聞いても、自分は遅いと言っていたり、友達の話をし始めたりだったので、あっこれ多分毎回ビリとかなんだろうなと思っていたのだ。

 

こんなことを全く想定していなかった私は、我が子が走っている姿だけを撮るようにしようと正面(ゴール側)からアップ気味に撮っていて、私のビデオだと着順が全くわからないという撮影ミスをしてしまった。よく夫が横から撮っていたものだし、中央ではなく端っこからのスタートだったのもよかった。

 

移動なし、親側を向いてダンス

 

次はおゆうぎ。プログラムを見ただけでは何の歌なのかわからなかったが、ビデオを編集しているうちにドンキから帰ってきたらドンキの曲を無意識に歌い続ける現象のようにずっと歌っている。

 

今年はプリントで、場所はずっと同じで移動はなし、本部テントを向いてではなくトラックの外側を向いて踊ると書いてあった。自分の子の位置さえわかっていれば、ぼーっとしてても何も考えずにビデオが撮れるシステムになっていた。

 

これはまじでよかった!

 

見失うことなど絶対にないし、身長の差で損得もない、親のほうを向いているので我が子の表情までばっちり撮ることができる。下の子はニコニコ笑いながら楽しそうに踊っていた。三歳のいちばん可愛らしいとき。微妙に撮影をしくったりはしたものの、とても思い出に残るビデオが撮れた。

 

上の子が年少のときのおゆうぎのビデオを見返してみたが、一番後ろ、正面を向いたまま、あちこち移動して、途中で見失っていた

 

運動会終了。

 

と、これだけで運動会は終了。

お菓子の詰め合わせを担任の先生から貰って帰宅。上の学年が控えているのでさっさと帰ってねという感じ。1時間ほどしかなかった。

 

激烈ラクでビビる。

 

下の子のはじめての運動会はラクだったし、撮影もしやすく、とてもいい記念になった。

 

日焼け対策は万全に!

 

どちらの運動会も、死ぬほど暑かった。

マスクをつけているので余計に暑い。

 

週刊天気予報の時点でもう雨天順延などないのは確定、いやそこまで晴れてくれなくても曇りくらいがちょうどいいんだけど…と思うくらいのカンカン照りだった。

 

 

今年の夏、初めて使って便利さに気づいたスプレータイプの日焼け止め。これが運動会でも大活躍。塗るタイプの日焼け止めも持って行ったが、結局会場に行ってからはこれしか使わなかった。私が持っているのはドラッグストアで買った通常サイズだが、Amazonだと大容量タイプがあるらしい。

 

目がかすむほどの日差しに、もうやばいやばいとスプレーを顔や腕にかけては馴染ませていた。

 

 

子供達の今年の日焼け止めは、アネッサのポケモンパッケージ。特に下の子は七五三の撮影もあったので、登園前に『イーブイ塗ろう』でお化粧気分。パッケージの可愛らしさに子供も大喜び。もちろん子供も使える。せっけんで落ちるとは書いてあるが、小さい子は顔をゴシゴシ洗うのが苦手だったりする。私は自分にも子供にもメイク落としシートを使っていた。

 

 

フタがついていて開けやすく、我が子達の肌が強いのか、特に荒れたりすることもなかった。お風呂上がりに保湿しておけばオッケー。

 

 

私は顔用・からだ用ともにラロッシュポゼを使用。からだ用のアンテリオスAmazonでも公式でも在庫なし…廃盤かな。顔にもつけられて気に入ってるんだけど。コレ↓

 

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顔、首は特に焼けたくなかったので、アンテリオスのほうを先に塗ってから、化粧下地タイプを重ねた。結果、いくら午前だけとはいえものすごい日差しに晒されたが、全く日焼けしなかった。

 

持ち物が少ない運動会

 

上の子が幼稚園のころは、運動会の持ち物はエグいことになっていた。場所取り並びで夫が座るアウトドアチェア、取った場所に敷く2〜3畳サイズの厚手レジャーシート、そこに自立一脚やら何やらと、もう荷物の運搬だけで自分が運動会に出たくらい疲れていた。が、立ち見のみになったので、荷物はバンボについていた袋1個分で済んだ

 

やっぱり自立一脚はオススメ!

 

 

私が持っているのはこれ。

 

Amazonで普通に検索するとカメラ雲台タイプが出てくるが、ビデオ雲台を選ぶとこれが出てくる。

 

もう買ってから二年以上経つが、とにかく使いやすい。場所を取らないけど安定感があるので、ほぼブレのない映像を撮ることができる。運動会はまだいいが、座席に座って撮る演奏会、学芸会、卒園式といった三脚が使えないときでも、これなら問題なくしっかりと撮れた。手だけで撮るのとは全く違う仕上がりになる。

 

幼稚園、学校行事のビデオ撮影にこれがあったら少々前に人がいようが、指定の座席からしか撮影できなかろうが(ズームをするほどブレも大きくなる)、怖いものなしだ。

 

 

結論、ビビった割にはラク

 

下の子が入園するよりだいぶ以前から、入園したら三年間は小学校と幼稚園両方の運動会か…ともう想像しただけでゾッとしていた。たった三年だし、慣れもするだろうけれど、一年目はどうなるか…と思っていたところに、新型コロナウィルスの流行。運動会もいろんな感染対策の上で開催され、入場できる人数を少なくしたり、検温や手指消毒の徹底、幼稚園は二部制を採用するなど、様々な変化があった。

 

前日の憂鬱さなんてもう思い出したくもないが、それでも、想定の何倍もラクだった。幼稚園に関しては、今までで一番いいシステムといえるほど。

 

運動会に必死になるのなんて、ビデオを構えて必死に位置を把握して小さな我が子を追いかけるのなんて、人生のうちのたった数年のこと。来年も再来年も、私は運動会が嫌だ嫌だと言うだろうが、子供の成長とともに、それを懐かしく思い出す日が来ることを、もう知っている。

 

…コロナウィルスが落ち着いて、特効薬が出たりしても、正直運動会はこのくらいのラクさがいい…来年はまた深夜から場所取りなんて言われたら対応できるのか…

 

 

そんな、お話。