眠れぬ夜のひとりごと。

タイトル通り、眠れない夜の暇潰しにやってます。半分寝てて誤字多いです。

スイミング短期講習を振り返る

地獄のような三日間だった。

 

本当に、私も子供も、筆舌に尽くしがたいほど疲れた。私は三日連続外出の予定があるというだけでもゾッとするくらい体力がないし、まず自分で決められる用事なら、三日連続とか絶対に避ける。そんな私が必死に乗り切った三日間の記録を残しておきたいと思う。

 

【1日目】

 

スクールバスを申し込んでいたので、朝何とか起きて用意をして、下の子を実家に預け、バスの停車場所へ。まず、この時間が鬼ほど早い。いや、普通の人には普通の時間なのだが、朝から行動することなどほぼない不眠症の私には、キツ過ぎる時間だった。

 

同じ幼稚園に通う友人とバスに乗り込み、スイミングスクールへ。着いても何をどうすればいいのやらわからず。私はベビースイミングでそのスクールに通ってはいるが、短期講習は初めてなので、何らかの案内があるのかと思っていたが特になく、とりあえず水着に着替えさせてアームヘルパーに空気を入れ、受講証を入れたケースを持たせてプールへ送り出した。

 

初めて行く人も多いのだし、もう少し何か案内があってもよかったのでは…?と思ってしまった。初日と二日目は親がプールサイドに行ってすぐ近くで見学できることになっていたので、それを知らせる放送が鳴ってから、プールサイドに下りた。

 

わかってはいた。

もうわかりきってはいたのだが、

 

死ぬほど暑い。

 

マフラータオルで汗を拭きまくりながら、初日はいつものベビースイミングの見学会気分で撮影し、こんな感じかぁみたいな、あまり訳もわからず終わった。プールから上がってきた子供に服を着せながら、帰りのバスの時間って何時なんだろう?と思い、フロントに聞きに行ったら、

 

五分後に出発です

 

という衝撃の返答が。

 

よく聞きに行ったものだ。ちなみにこれは、バスの乗車証に『帰りはクラス終了後10分でバスが出発します』と書いてあったので、これは私の見落としだった。

 

濡れた髪にはタオルキャップをかぶせ、スポッと着るだけのワンピースを着せて行ったので助かったが、危うく帰りのバスに乗り損ねるところだった。初日のハイライトはこれくらい。

 

【二日目】

 

実家の母にも用事のある日だったので、下の子は保育園へ。一時預かりにチケット制があり、それがまだ残っていたのですんなり預かってもらえた。が、準備の他に『保育園に送る』が追加されたため、朝のバタバタは前日以上のものとなった。

 

この日もバスに乗り、スクールへ。更衣室はガラ空きで皆が二階の見学スペースのところで着替えていたので、私達もそうすることに。この日はアームヘルパーはバスの中で先に膨らませておいた。2日目もプールサイドで見学できるはずだったので、放送が流れるのを待ったが、最後まで流れなかった。理由は不明。

 

放送遅いなーと思いつつ、一階の見学スペースでガラス越しに見学、撮影。ちょうど目の前で我が子達のグループが泳いでいたので、まあいいけど、放送…忘れたのかな?

 

何もわからなかった初日とは違い、しっかりと授業を観察した。グループの子供達が縦一列に並び、順番に一人ずつ先生と飛び込みしたり潜ったりとかしていて、先生が何かの判断をすると、アームヘルパーを外していた。グループの子が次々にアームヘルパーを外していく中、うちの子はなかなか外れず。一回外したがまたつけるように言われたりしていた。

 

そして、初日に『潜って水から顔を出したときに顔を手で拭くと不合格』と聞いていたので、前日からそれを子供に言い聞かせていた。自分の番が終わってプールサイドに上がってから顔を拭いたり目鼻を触ったりするようにと。終わってから写真を見て気づいたが、確かに『顔を拭く前に何々〜』みたいな項目があったので、これは言っておいてよかった。

 

子供は自分の番が終わるごとに私のほうを向くので、私はリアクション芸人のように頑張れとか上手だねとか顔を拭かないようにとか、身振り手振りや顔の表情でガラス越しにあれこれやっていた。終わり頃になって我が子もアームヘルパーが外れて、『ちょっと遅れてるような感じかな、最終日のテストはダメかもなー』と思っていた。

 

バスの出発時間もわかっているので、バーっと用意をしてタオルキャップをかぶせて、服装もたまたまワンピースだった初日とは違い、早く着替えさせるためにワンピースにした。クラス終了後10分、なかなかに焦った。帰り際、一階の窓からちょうど子供のグループを担当していたコーチの姿が見えたので、窓越しに『できてますか?』と聞いたら、できてるみたいな返答が。時間がないので、ゆっくりと自分の子のその日の様子や現時点での課題などを聞くことはできなかった。

 

この日は授業そのものと我が子・他の子の様子をガッツリ観察していたので、帰ってからいくつか私が思ったことを子供に伝えた。自分の番以外も他の子がどんなふうにしているかよく見ること、顔は拭かないこと、先生の言うことをしっかり聞き、わからなかったら質問するようになど。

 

下の子はすぐに迎えに行ってもよかったが、帰ってきたら洗濯も上の子の休息(昼寝)もできないので、最初から時間を長めにとって預けてあった。これは正解だったと思う。

 

【三日目】

 

疲れがえぐい。

 

が、泣いても笑っても今期間の短期講習はこの日が最後。子供には、『テストの結果は気にしない。でも、できることは精一杯やるように。水の中だから我慢するようなこともあるだろうけど、頑張ろう』と伝え、前日は私からこれこれこうしなさいとか言ったことを自分で口に出して私に言わせて確認した。

 

子供からは、『昨日と同じ場所で見ていてほしい』と言われたので、行ってすぐ一階の見学スペースを確保し、そこで見学することにした。私はあまり自分のそういうところを母親に見せたくないタイプだったが、どうやら私とは逆タイプだったようで、またリアクション芸人応援をやることにした。

 

何だかやり直しを色々させられていたり、うーんやっぱり厳しいのかなー?と思っていたが…幼児のクラスのテストはいつやっているのかわからず、気がついたら終わっていた(笑)

 

先生が子供達をプールサイドに上がらせ、マットのようなものを敷いて座らせたとき、

 

これからテスト?

怖い…見れない…

 

と思ったのだが、それはもう結果発表だった(笑)先生の手元を見るのが怖く、見てたような見なかったような。すると子供がガラス越しに『合格』と私に言った。

 

号泣する私。

 

ぼろぼろ泣きながら、褒めのリアクション芸人になったのだった。素直に嬉しかったし、ホッとしたし、子供の頑張りはすごかったと思うし、三日間のこの疲労が報われた…と涙腺崩壊した。

 

結果発表が終わると子供達は再びプールに入り、先生がシーソー遊びみたいなことをさせてくれていた。そして、お風呂で体を温めて、受講証ケースを手にした子供が二階へ戻ってきた。その中には、しっかりと合格の証、ワッペン引換券が入っていた。同じ幼稚園の同級生で同じ級、短期講習のグループも同じだった男の子も合格していた。

 

ちなみに、普通は短期講習だけでワッペンを買うことはない。そのままスクールに入会する場合は別かな。うちの子の通う幼稚園では、スイミングスクールの委託事業を正課に取り入れているので、月に二回ほどそのスクールに園児達を連れて行き、スクール指定の水着を着てスクールの生徒と同じ授業を受け、学期に一回くらい進級テストを受ける。

 

前にも書いたように、我が子はいちばん下の25級から始まり、年中組は24級で終えた。そして、年長になって最初のテストで23級に上がっていた。幼稚園側が設定した目標級は22級。短期講習の最終日テスト内容+スクール生が受けるテスト内容をクリアしたようで、今回この三日間の集中訓練で22級のワッペンを獲得できたのだ。

 

そこで感じたのは、やっぱりたとえ三日間とはいえ、数人のグループですぐに順番が回ってくる特訓的な練習ができたのはよかったと思う。初日はできなかったことが、最終日にはできるようになっていた。

 

幼稚園からの授業では、月に二回だけ皆一斉にプールに行き、忘れた頃にテスト。子供達は多分自分のテスト項目が何なのかもわからない間に終わっている。スクールに通っている子は最低週1回泳ぎ、決まった期間にテストがあるわけで、それと同じことを習いながら月2回の授業と年3回のテストで進級するのは難しいなと思った。

 

今まで(23級まで)は、2回目のテストで進級してきていたので、今回の短期講習も2期間申し込んであり、1回目での合格は正直予想外というか、まあ、無理かなくらいに思っていた。『ワッペンが23級の子は23級の授業とテストを受けて合格すると22のワッペンを貰う』という、そろばんや書道や英検とは違う昇級システムなので、うちの子はこの短期講習で初めて23級相当の授業を受け、合格したということになる。英検とかだと、仮に3級に通ったら次は準2級の勉強をして準2級の試験を受けるので、私はスイミングもそうなのかと思い、『今23級ということは22級のテストを受ける』と思っていたので、説明を聞いたとき軽く混乱した(笑)

 

 

最終日はちょうどコーチも二階に上がってきていたので、三日間の指導のお礼を直接伝えることができた。相変わらず、クラス終了後10分で出発するスクールバスに焦りながら、フロントにワッペン引換券を提示して念願の22級ワッペンを買い、バスに向かった。

 

我が子を手放しで褒めたかったが、そうもいかなかった。同じ幼稚園から行った同級生や一緒にバスで三日間通った子と合否が分かれたからだった。短期講習だけに参加するなら『スクールに入会する場合の目安級』が分かるだけなのであまり最終日のテスト合否は気にならないが、うちの幼稚園から参加した人はそうではないと思うからだ。

 

お友達は短期講習三日間の成果を見るテストでは全項目で合格となっていたが、スクール生徒と同じ試験項目では合格基準を満たさなかったため、ワッペン引換券を貰うことができなかったのだ。うちの幼稚園からの参加者ということは、スクール側も名簿で管理しているため、その子達の親御さんが不合格理由を尋ねている横で喜ぶことは憚られた。

 

2期間分申し込んでいたが、目標の22級に合格したため…正直、モチベーションが尽き果てた。またこの暑さや疲れと闘う三日間を、特に必死になって目指す目標もないのにもう一度やる気にはなれず、子供もさすがに厳しい三日間に疲れを見せ、私が次回も来たいかと聞いても『うーん…もういいかな…しんどいな…』という感じだった。

 

何日前までならキャンセル料なしというのがあったので、スクールに電話して、何の嘘もつかず『幼稚園での目標級に到達したのと、疲れがすごいのでキャンセルでお願いします』と伝えた。あっさり普通にオッケーだった。

 

ちなみに、この短期講習は入会前の子供向けに実施しているので、水着は自由。スイムキャップとアームヘルパーは指定のものを購入するようにというシステムだった。うちの子は幼稚園から行くスイミングが始まる年中組の春に水着や水泳帽を買って毎回使っているのと、アームヘルパーはワンサイズだということで、ベビースイミングで下の子が使っているものを持って行った。他のスクールの短期講習に行った友人のところは、水着もキャップも私物でいいらしく、スクールによって色々違うんだなぁと、当たり前のことながら感じた。

 

 

Amazonにコレ↑しかなかった。サイズは全然違う)

 

上の子は赤ちゃんの頃からリピート購入でこの水着を着ているので、今回の短期講習にも着て行った。悉くサイズ選びを間違えた思い出の水着である(笑)

 

2歳児用2Tは赤ちゃん時期でサイズアウト、3Tもピッタリのときあった?みたいな感じで、今回着せた5歳児向けの5Tはもうピチピチだが、今年用に…と買った最大サイズ8Tはめちゃくちゃデカかった。私が買うべきだったのは4Tと6Tだった…と今更思っている(笑)

 

 

タオルキャップは、宿泊保育用にと思ってAmazonで注文してから中国直送でめちゃ時間がかかることに気づき、慌ててほぼデザインは同じだけど900円くらいの別の商品をprimeで買ったこの激安タオルキャップ。

 

普段の幼稚園から行くスイミング用はかさばるし、宿泊保育に持って行ったほうは生地が厚いので、到着は遅い代わりに激安だったこれが三日間役に立ってくれた。これも普段は下の子用。

 

髪を拭いている時間など皆無なので、水泳帽を脱がせて、髪を結んだままの濡れた頭にサッとかぶせてバスに乗り込んでいた。家に唯一あった何年も前のプリキュアが描いてある巻きバスタオルを持って行ったけど、巻くこともなく普通に着替えたし、洗濯後はゴムの入った部分が乾きにくく、普通のバスタオルでよかったかな。帰りはバスの中が寒いと言って、服の上から巻きバスタオル巻いてたけどね。

 

水着やバスタオルなどの荷物を入れるバッグは、いいのがなかったので、これもスクール会員の下の子がベビースイミングに行くときに使っている指定バッグにした。

 

もうこれで幼稚園から行くスイミングのときにテストの合否を気にする必要はなくなり、あとは体調に気をつけて残りのスイミング授業を休まず行くだけでいい。そっちのほうが難しいかもしれないけど…一年中あるし。

 

とにかく、今はこの短期講習に行ってよかったと思っている。行く前から色々あったけど、子供自身も成長したし、『自分が何したって何言ったって子供がどう乗り越えるか次第』という親にとっては結構気持ち的にキツいことをそばで見るいい経験にもなった。幼稚園の年間皆勤に続き、子供にはいい体験をさせてもらってるなぁと改めて思う。

 

ただ、夏は死ぬほど暑いし、冬休みもやってるみたいだけどインフルエンザとか流行るし、スイミングの短期講習は

 

春休みがいいんじゃないか

 

と今更思う(笑)