眠れぬ夜のひとりごと。

タイトル通り、眠れない夜の暇潰しにやってます。半分寝てて誤字多いです。

嗚呼、幼稚園。

幼稚園。

 

私にとっては未知の世界。

 

私自身は、ゆるーい公立保育所に通っていたので、自分の子が幼稚園に入ってみて、その違いに驚きの連続だった。

 

まあ、時代も違うので、自分のときと比べるのは変かもしれないが、どうしても基準というか、『こういうものでしょ』と思ってしまうのは仕方ない。

 

長女が幼稚園に入園したのは、年齢でいうと2歳のとき。『満3歳児組』というのをみつけて、年少入園まで家で過ごすと長いだろうし、幼稚園行かせようみたいな適当な理由で入園を決めた。

 

四年前は、そんな感じでも願書を出せばパッと入れたその満3歳児組、今は激戦らしい。プレ保育にまず通い、誕生日が来たら順次入園なんだとか。うちは誕生日が早いので、運良く年度始めから入ることができて、年度途中での変更がきかないバスコースにも最初から組み込んでもらえた。

 

願書を持って行ったら制服の採寸があって、これまた高い。ブレザー、ブラウス、制帽、制靴、上靴、通園バッグ、スモック、靴下も指定。入園してから、夏服の販売も待っている。

 

夏と冬で共用できるものはバッグと靴だけで、それ以外全部違う。が、そこまでして買った制服を着るのは週にたったの二回。入園当初は水曜日だけが体操着での登園だったのが、年少のときに水木に増え、年中に上がったら火水木が体操服登園とどんどん制服を着る日が減った。

 

他にもお道具箱とその中身も指定、それも…なんかめっちゃレトロ。油っぽくてすぐバキボキ折れる昔ながらのクレヨン、生まれて始めて見た缶入りの固形絵の具、昔懐かしの油粘土…

 

初期費用めっちゃかかった。

 

その上で、自分で買い揃えてきてくださいと指示されるものも鬼ほど多い。まあ、手作り指定はとくにないので、オール市販品で揃えたけど。

 

年少のあるとき、クラス便りにこんなことが書いてあった。

 

鍵盤ハーモニカをご準備ください。

 

ええ?!

鍵盤ハーモニカって、買うの?!

 

SUZUKI スズキ 鍵盤ハーモニカ メロディオン アルト パステルピンク MXA-32P

SUZUKI スズキ 鍵盤ハーモニカ メロディオン アルト パステルピンク MXA-32P

 

 

私が通った保育所、小学校では、鍵盤ハーモニカは共用。吹き口だけ個人のものがあったかなという感じだったので、これ買うんだ〜とびっくりしてしまった。

 

年中組の音楽会と学芸会でちょろっと使ったくらい。あ、でも今年の音楽会でも使うらしく、先日持って行ってた。

 

ちまちまとあれ代これ費用とか徴収されるし、幼稚園は本当にお金がかかる…

 

けど、幼児教育無償化で、

月々に支払う料金は入園時よりだいぶ安くなったー!幼児教育無償化を人に説明するとき、私がよく使うのが携帯電話の契約。

 

基本料金無料

 

みたいなものだよ、と。携帯で例えるとネットとか通話料とかはかかりますよみたいな、タダというわけではない。それでも、今支払ってるのは、確か給食費、バス代、あと何か『幼児費』とかいうのだけ。

 

まあ、毎日通って送迎してくれて給食もあって、この金額なら安いな、という感じ。

 

 

そして、幼稚園と言えば、

 

幼稚園行事

 

これがもう正直鬼のように面倒臭い。行事が楽しみとか好きだと言う人が本気で羨ましい。年度始めに配布される年間行事予定表に、親が参加する行事にはマークがついていて、見るだけでゾッとする。

 

4月はまず始業式。毎年親も参加。クラス、担任、教室の場所が変わるのと、進級集合写真を撮るためと、配布物がかなり多いからだと思う。先日行ってきたけど、特にビデオを撮ったり早朝からいい場所を取るために並んだりするわけでもないのに本気で疲れた。それからわずか1週間ほどで、

 

親子遠足

 

毎年行き先が同じで、四年目。

 

もう飽きた。

 

  • 参観日
  • 音楽会
  • 個人懇談
  • 運動会
  • 公開保育
  • 秋祭り
  • 生活発表会
  • 作品展

 

などなど。それ以外にも、秋の遠足は幼稚園近くの公園に行きも帰りも送り迎えが必要だとか、年中・年長は宿泊保育も幼稚園まで個人送迎、お別れ遠足。で、昨年度は予定表になかった

 

サーカス見学

 

なんてものが突然追加され、

サーカス会場まで迎えにきてくださいとか。

 

ちなみに、これでも、この幼稚園は行事が少ないほうで、親はほぼ完全にお客さんとして行くだけ。友人のお子さんが通う幼稚園では、行事のたびに保護者の手伝いを求められ、事前準備から当日の運営、片づけまであるんだとか。

 

私なら多分倒れる。

 

『何々を用意して何日までに持たせてください』は行事のときは激増する。とくに作品展は本気でやばい。お決まりの牛乳パックを始め、プリンカップとか、洗濯用粉洗剤の空箱、6Pチーズの空箱、ラップの芯とトイレットペーパーの芯、リボン1m、毛糸が何玉、毛糸で作った丸いポンポン?など。

 

粉洗剤はボールドを日常使いしているので、友達に分けるぶんまで用意できたけど、ラップの芯なんて言われてすぐにないし、捨てた直後とかだったら泣ける。牛乳パック入り飲料も6Pチーズもプッチンプリンも我が家ではまず買うことがないけど、空き容器を作るために購入。

 

毛糸ポンポンに至っては作らなければいけない。無理。学校の家庭科領域のことは全て苦手な私には無理。

 

Clover スーパー ポンポンメーカー 直径約35・45・65・85mm 58-791

Clover スーパー ポンポンメーカー 直径約35・45・65・85mm 58-791

 

 

こんなのを買ってみたけど、結局仲のいいママ友が私の代わりに見事なまん丸の、毛糸がぎゅっと詰まったものを作ってくれた。

 

持ち物のプリントを見たときは毎回本気でゾッとするし、その持ち物が集まると本気でホッとする。

 

作品展だけでなく、学芸会でもいきなり準備品を要求される。初年度は浴衣の腰紐だったり、その翌年は『髪型をツインのお団子指定にします』とか言われて、百均のおだんごメーカーみたいなのを買いに走り、昨年度は『白タイツ』だった。

 

 

Amazonでこれ買って、学芸会本番で一回履いて、終わり(笑)この幼稚園では、毎年学芸会の演目がほとんど同じなので、綺麗に洗って今年度あのお遊戯に出る人にあげたいくらいだった。たった一回、それも舞台で踊った3分くらいだけ履いた美品なので。

 

これらの行事の中で一番イヤで苦手で体力と気力を消耗するのは運動会なのだが、もうそれについては書くと50000文字くらいになりそうなのでやめておく。

 

それから、行事ではないけど同じくらい面倒なのが、

 

毎月2回のお弁当の日

 

給食のある幼稚園なのだが、なぜか月に1〜2回、『お弁当の日』が設定されている。あえて設定しているのか?給食調理員さんの休日なのか?後者ならまあ、仕方ないけど。

 

不妊治療をしていた満三歳組や妊娠中だった年少組のときは、もうどうしてもお弁当を作るなんて無理で、

 

お弁当の日を欠席

 

したことも何度かあったほど。これについては、妊娠中だった年少組の先生に正直に伝えたら『全然ズル休みだとか思わないし、私も子供にシリアルだけ持たせたこともあるんです。お茶は幼稚園にありますから、買ったパンとかでもいいんですよ』と言われてホッとしたと同時に、

 

その手があったか!

と思った。さすがに買ったパンを袋のままヘイっと渡すのはなーと思い、

 

調理ゼロの弁当

を開発した(笑)

 

たまたま、何年か前にセブンイレブンで発売されたポケモンのサンドイッチケースがあったので、それに絵柄付きのシートを敷き、パンはラップに包んで百均で爆買いしてきたシールを貼り、あとはソーセージ、ゼリー、自然解凍のスイートポテト、バナナ1本。

 

3分くらいで完成する。

 

子供は喜んで持っていき、完食してくる。

そうかこうすればよかったのか!

 

このお弁当もそうだけど、行事にしても、『たまにしかない』から慣れられず、また、手の抜きどころもわからないことが多い。幼稚園に限らず、一人目の育児って大体そうよね。

 

それから、うちの幼稚園は袋物などは市販品でよく、市販品を持ってくる子の割合のほうが多いのだけど、それでもやっぱり必要とされるのが、

 

裁縫の腕

 

である。体操服上下につけるゼッケン、新年度はプラスチック製の名札をクラスの色のフェルトに縫いつけなければならず、裁縫なんて針に糸を通す以外できませんな私には拷問のようなもの。今年度はついに、市販品では絶対に売ってないような長細い巾着袋を持ってくるようにと言われ、完全にお手上げで、いつもハンドメイドマーケットで親しくさせてもらっている作家さんにオーダーで作ってもらった。

 

名札とかあのよくある安全ピンでつけるチューリップとかの形の、紙に名前書いたやつでよくない?!と思うし、細長の巾着袋なんてスーパーの袋でよくない?と思うけど、仕方ない…

 

上に書いたのは、『ごくたまに』のことだからまあいいんだけど、毎日の準備もこれまた面倒臭い。私が行ってた保育所は、体操着みたいなものはあったけど、別に何を着て行ってもよく、その体操着にもゼッケンなんてなく、鞄には出席ノートを入れて行くだけだった。給食のお箸も保育所のものを使ってた。

 

それが、幼稚園は違う。

 

箸・スプーン・フォークがセットになったカトラリーセット、ループタオル、ハンカチとティッシュ、歯ブラシとコップを入れた巾着袋(巾着袋は紐が片側だけのもの)、ランチョンマットなどを毎日持たせる。

 

『何曜日にはスモックを、

何曜日にはクラス帽を持ち帰りますので

洗濯して翌日持たせてください』

 

と、毎年、年度始めのプリントにこうある。

 

当然洗い替えを購入して乗り切っているのだけど、翌日って…通常保育で幼稚園から帰るのが3時過ぎ、預かり保育で6時とかまで帰らないとかってなると、そして、悪天候だったりすると、洗い替えなしでは乗り切れないと思う。

 

洗濯はまあ、個人的にそんなに嫌いではないのでいいのだけど、地味に面倒なのがカトラリーセットを洗うこと。

スケーター 子供用 トリオセット 美女と野獣 ベル 日本製 TCS1AM

スケーター 子供用 トリオセット 美女と野獣 ベル 日本製 TCS1AM

 

 

こういうもの↑

 

ケース、中のトレー、スプーン、フォーク、箸を洗い、乾かし、また持たせる。私は実家で食事をすることも多いので、洗い物がこれとコップと水筒だけだったりすると、あまりの面倒くささに泣きたくなる。食洗機は持ってないし、毎日のことで慣れても良さそうなのに、全然慣れないしどうしてもこの作業を面倒に思ってしまう。

 

これも、スペアを用意することで解決。

毎日持っていくランチョンマットやコップ巾着、ループタオルも何枚もある。子供が帰ってきたら、使ったものを通園鞄から出し、そのまま別のタオルやカトラリーセットを入れて、翌日の用意をしてしまう。この方法なら洗い物が面倒くさくても、まあどうにかなる。

 

もう箸が持てるんだから、箸だけで済むメニューの日は箸オンリーにしてほしい…

 

まあ、それでも、面倒くさいとか苦手とかつらいとか言いつつ思いつつも、気がつけば幼稚園生活も今年度で終わり。

 

行事が怖いけど…

 

今までは、自分の子供の出番が終わったら即帰ってたけど、年長組は運動会でも学芸会でも、大抵最後まで出番があるのでもう即帰りができない。

 

これも考え方の違いだと思うし、完全に親目線なんだけど、幼稚園側はとにかく全部を『見てほしい』らしい。何なら、写真やビデオの撮影もせずに、よそのクラスの競技や演技も。

 

申し訳ないけど

全く興味がない

 

ので、とくに会場が幼稚園の小さな講堂で激狭い学芸会では、私は我が子の出番の少し前に講堂に入り、それ以外のときは外にいる。で、終わったら帰る。

 

入れ替え制にすればいいのに、座れるだけ座って全部見て!!みたいな園長…。出番が近い親と出演中の子の親だけを講堂に入れたらいいのに。そのほうが、親もゆっくり見られるし、平気で私語をする人達が我が子の演技中以外はベラベラ喋ってうるさいなんてこともないのにね。

 

で、学芸会のほとんどのプログラムは、昼までに終わり。朝からバーっとお遊戯があって、その後年少・年中はクラスごとの合唱があって、ここまでで年中児までの出番は終わり。

 

そして、お弁当を挟んで午後は、年長児の演劇。園長的にはこれをどうしても皆に見せたいのか、年長児親しかいなくなって講堂がスカスカになるのが嫌なのか、昨年度なんかは、早帰りした人は記念品無し!ということになった。

 

ちなみに記念品は百均で売ってるようなことわざカルタと、ホームセンターで無料で配ってたのと同じCDだかDVDだったらしい。まだ赤ちゃんの下の子を預けて行ってたので、『年長の演劇を見ずに帰ると記念品がない』と言う担任に『大丈夫です、全然必要ないです』と笑顔でぽろりと本音を言ってしまった。

 

もし『年長組の演劇を何としても全園児全保護者に見てもらいたい』のであれば、プログラム1番と2番をその劇にしたら、みんな見るんじゃないかな?一度どいたら誰かに座席を取られるから、朝から場所を取った人は席を動かないし。でも、トリにしたいわけでしょ?よくわからない。

 

以前は、『出演中の子供の保護者席』が最前列に用意され、親はほぼ舞台の真下からスマホやビデオなどで我が子を撮影することができた。が、なぜか昨年度からそれが禁止に。『撮影はココより後ろ、最前列の座席は肉眼で見て』に変わった。

 

で、何が起きたか。

 

開場時間に会場に入った親達は、前方の座席(しかも園児用椅子…)をほぼ誰も取らず、撮影可とされた後方のパイプ椅子席から埋まっていった。園長はえっ?前に来て!とか言ってたけど、撮影不可の座席に座る人なんていない。

 

『顔より下までの位置で持つならスマホ等を使っての撮影可にする』

 

と当日あっさりルール変更。

ちなみに私はビデオ撮影用一脚を買って持参していたので、パイプ椅子席の最前列を最後まで動かなかったけどね。

 

後から販売するDVDに、最前列保護者席の全員が構えているスマホやビデオの光が入るのが嫌だからだったんだって。ちなみに、3,600円で販売される音楽会と学芸会のDVD、本当に業者が撮ったのか?と疑いたくなるほどクオリティが低い。…毎年一応、記念に買ってるけど。

 

毎年DVDを買っている私から言えば、親が我が子のビデオや写真を撮りたいのは当たり前なので、その光なんて気にもならない。

 

それよりも、

 

演目の最中にマイクで喋る園長の声のほうがよほど迷惑だ。

 

合唱や合奏、お遊戯の最中に喋るのだ。

…マイクで。

もう諦めているが、本当にうるさい。

それに比べたら、

DVDに映るスマホの光なんて屁でもない。

 

ちなみに先日の参観日に全学年でやっていた体操は、体操の音楽が聞こえないレベルに園長が喋り続けていた。

 

初めて『最前列、出演中の子の保護者席撮影禁止』が採用された音楽会では、私はその保護者席に行かなかった。場所取りをされないようにか、クラスの子の人数分の幼児椅子が用意されていたので余りが生じ、『誰か来てない?余ってるよ!』と園長が言っていたが、

 

軽く無視して後方から撮影。

 

その座席も苦労して取った。最前列の撮影が禁止なら、クラスごとに指定されている場所の中で最も中央寄り、かつ、その組の保護者席最前列を取るために並んだ。端の席だから余裕で三脚も使えたし、撮影禁止の舞台真下になど行く気は1ミリも起こらなかった。

 

どうでもいいけど、もうとにかくうちの幼稚園はいきなりのルール変更が多い。入園時に手提げバッグを用意させられたのに、あるとき急にタダでそこらへんで配ってそうなビニールのペラペラの袋を持ち帰ってきて、

 

『幼稚園からのプレゼントです。今後はお道具箱を持ち帰ったり、再度園に持ってくるときはこれを使ってください。破れたりした場合は400円で購入してください』

 

はあ?

 

なんてこともあった。

 

いやいや、それならどこかで区切って新入園児から適用してよそのルール。すでに市販品や手作り品の手提げを用意してずっと使ってきた在園児にまで『もうそれ使いませんので』って…

 

他にも突然真冬の防寒禁止とか、あれこれそれそれこんなことがあっても、私立幼稚園てのは、『嫌なら辞めてね』となるわけで、実際転園先なんてないし、あと1年…と親は頑張るしかない。

 

で、やっと終わったー!と来年3月に喜んでも、また下の子が控えているわけで…

 

この幼稚園に行かせたいとは思ってないけど、他に行っても多分似たようなものだろう。

 

実際入ったらどんなとこかなんて、入る前はわからない。プリントにまとめて全部入園前にわかるようにしといてほしい(笑)

 

幼稚園四年目。最終年。

今年も鬼ほど腹立つこと、はぁ?と思うことが続出するのだろうけど、まあ、やるしかない。もうこれで最後だと自分に言い聞かせて。

 

下の子はもう少し長く家で見てたいな、成長をそばで感じたいなと思うけれど、どうやら私の住んでいる場所ではそれも叶わなさそう。近くの幼稚園は高倍率の抽選をくぐり抜けなければならず、どこも三年保育のみ。

 

二年保育の募集がある園は、

自宅から通える範囲にない。

 

仕方ない(笑)

 

珍しいタイプだと自分でも思うけど、四年行かせてみて、いやこれ、二年くらいでちょうどよかったんじゃない?と思ったので。

 

プレ保育の申込すら激戦、その枠が取れなかったらその幼稚園への入園はほぼ不可能みたいな地域もあると聞くにつけ、ほんと、幼児教育って何なんだ…?と思ってしまう。びっくりしたけど、『プレプレ』とかってもう1歳児から親子で通うシステムがある園まで存在するらしい。

 

まあ、そんな感じの、

幼稚園の話(というか愚痴)でした。

 

おしまい。